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文系大学4年生からデータサイエンティストを目指して頑張りつつ、書きたいことを書きたいときに書きたいだけ書く、ルール無用雑記ブログ。

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実は発達障害(ASD/ADHD)が原因だったと大人になって気づいたこと6つ

今年2月に、心療内科で自閉症スペクトラム(ASD)ADHDという診断を受けた。

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21歳にして初めて、自分が発達障害を抱えて生きてきたことを知らされた瞬間だった。

そのショックと他のいろいろなストレスが重なった結果か、うつ病も併発してしまい抗うつ剤を飲んで生活している。

現在は自分が抱える病気への理解も進み、通院生活にもだんだんと慣れてきてはいるが、「単なる性格の問題か他の理由によるものだと思っていたことが実は発達障害によるものだった」という気づくことがいまだにある。

今回は、そうした発達障害に関わる「気づき」をまとめてみる。

僕と同じく発達障害に苦しむ人たちや、発達障害の診断は受けていなくても生きづらさを感じている人たちにとって、少しでも助けになればと思う。

 

そもそも、自閉症スペクトラム(ASD)とADHDとは

自閉症スペクトラムとADHDは、どちらも発達障害の一つだ。

症状や特徴は全く違うが、これら2つは併発することが多いらしい。

自閉症スペクトラム(ASD)とは

自閉症スペクトラムとは、別名ASDとも言い、かつては「広汎性発達障害」と呼ばれていたものだ。

「自閉症」「アスペルガー症候群」など、いくつかの病気を総称した、比較的新しい病名らしい。

その特徴を一言で表すと、「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと」となる。*1

知的障害を伴うこともあるが、僕の場合、自閉症スペクトラムの中でも特にアスペルガー症候群にあたる症状が強く、知的障害はみられないためバイトの仕事や大学の学業には支障は出ていない。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは

ADHDとは、日本語で言うと「注意欠陥多動性障害」という発達障害の一つだ。

ケアレスミスや物忘れが多かったり、そわそわと落ち着きが無かったり、衝動的な行動や発言が多かったりという特徴がある。

僕の場合、特に物忘れや衝動的な行動が多く、そういった症状を抑える薬を飲んではいるものの、あまり改善の兆しは見られていない。

 

「あれも発達障害(ASD/ADHD)のせいだったんだ」と大人になった今気づくこと

ここからは、自分が自閉症スペクトラムとADHDという発達障害を抱えていると知った今、「思い返してみるとあれも発達障害が原因だったんだ」と気づいたことをまとめていく。

1.自分の好きなものを否定されるとひどく傷つく

自分の好きなものを否定されたら誰しもいい気はしないだろうが、自閉症スペクトラムを持つ人は特にこの傾向が強いらしい。

僕の場合、職場で使っているスマホについての話題が出たときに特にこの症状を強く感じた。

僕はXperiaXZを使っているのだが、その場にいた人は僕以外全員iPhoneユーザーで、僕だけ違うことに対して笑われたのがひどくショックで、その日1日仕事が手につかなかった。

普通の人なら笑い飛ばすような些細なことだが、こういった小さなことが許せないのは自閉症スペクトラムの典型的な症状らしい。

2.一度気になったことは答えがわかるまで不安で仕方なくなる

これは発達障害そのものというよりも、自閉症スペクトラムから併発する強迫性障害にあたる。

家を出た時に鍵をかけたかどうか気になってどうしようもなくなるのがこれだ。

普通の人なら「まあ大丈夫だろう」で済むところが、実際に帰って確かめるまで頭が不安で埋め尽くされてしまう。

確認のためにわざわざ一度家に戻ったりと、生活に支障が出てしまうこともある。

3.チーム行動のとき自分のやり方を押し付けてしまう

これも自閉症スペクトラムから来るもので、自分なりのやり方に対するこだわりが強すぎるために周囲に押し付けるという行動を取ってしまう。

協調ができないせいで周囲を振り回してしまうだけでなく、逆に自分ひとりで全て抱え込もうとして結果的に自分の苦労を増やしてしまうこともある。

自分が自閉症スペクトラムと知る前の僕は、これを単なる性格の問題と捉え、就活の面接で自分の短所として話したりもしていたが、振り返ってみるとこれも発達障害が原因だった。

 

4.悲しかった出来事をいつまでも覚えている

自閉症スペクトラムの人は記憶力に長けていることがあるらしいのだが、そのせいで悲しかった出来事をいつまでも忘れることができず、切り替えができないということになってしまうらしい。

僕は今年3月に付き合っていた彼女と別れたが、4か月以上経った今でもそのときのことを鮮明に覚えているし、時折強烈にフラッシュバックすることもある。

記憶力の良さをプラスに感じた経験はあまりなく、完全に足枷となってしまっている。

5.衝動買いしては後悔を繰り返してしまう

これはADHDの症状で、「衝動性」と言われるものにあたる。

一度欲しいと思ったら最後、高いものでも気持ちを抑えられず買ってしまう。

それで満足できればいいのだが、買わなきゃよかったと後悔することも多く、それでいて何度も繰り返すから質が悪い。

最近の僕はというと、買って後悔こそあまりしなくなったが、薬を飲んでいる今でもやはり衝動買いする癖は治っていない。

6.言葉を聞き取ることができない

これもADHDの症状で、聴覚過敏と言われるものが原因だ。

聴覚が人より鋭いせいで、脳が聞いた音を言葉として処理しきれないことで起こるらしい。

また、同様の理由で、「会話相手の声と周囲の騒音の聞き分けができない」というのもある。

普通の人なら、会話のときは特に意識せずとも周囲の騒音をフィルタリングして相手の声だけに集中することができる。

いわゆるカクテルパーティ効果というやつだが、ADHDの人はこれができないらしい。

同じく言葉が聞き取りにくい病気に「感音性難聴」というものがあるが、ADHDの場合は聴力が低いわけではない点が異なる。

※7月30日追記

聴覚過敏を含め、感覚過敏についてまとめた記事を書いたので興味のある人はこちらも併せて読んでほしい。

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大人の発達障害(ASD/ADHD)を自覚するのはいいこと?悪いこと?

以上6つが、僕が感じた「実は発達障害が原因だった」出来事だ。

とりあえず思い出せるものだけ書いてみたが、日々の生活の中でも大小様々な気づきがあるので、発達障害が原因となっている出来事はきっと自分で感じているよりも多いと思う。

発達障害(ASD/ADHD)を抱えて生きている大人は意外と多い

普段生きづらさを感じている人の中で、この中に当てはまるものがあるという人は、もしかしたらかつての僕と同じく「隠れ発達障害」かもしれない。

自分が発達障害だと気づかぬまま生きている大人は存外多いらしく、自閉症スペクトラムは10人に1人、ADHDは50人に1人の大人が抱えているそうだ。

自閉症スペクトラムは1クラスに3~4人、ADHDは1クラスに1人いるかいないかという割合と考えると、あまり珍しい存在ではないだろう。

発達障害(ASD/ADHD)でも生活に支障がなければ急いで病院に行く必要はない

僕はストレスで体調を崩して心療内科に行ったのがきっかけで自分の発達障害に気づいたが、気づかない方が幸せだったと思っている。

自分が障害を持っていると知らされることはきっと人が思うよりもショックが大きく、それが大人になってからとなればなおさら重い事実としてのしかかる。

精神面の負担が大きいだけでなく、金銭や時間の負担も大きいので、生活に支障がなければ必ずしも病院に行く必要はないと思う。

参考までに、僕は3週間に1回のスパンで通院しているが、3割負担で1回あたり8~9,000円が診察と薬に消えている。

決して安い金額ではないので、自分が発達障害かもしれないと思っても、あえて「かもしれない」で留めておく方が幸せな場合もあると、僕は思う。

発達障害(ASD/ADHD)に理解を求めるのはとても勇気がいる

もしも大人になってから発達障害が発覚した場合、まず真っ先に考えるのが、「周囲に伝えるかどうか」だろう。

家族や恋人はもちろん、社会人であれば職場の人、学生であれば学校の友達など、深い関わりがある人に対しても伝えるかどうかはきっと迷うはずで、伝えるにはとても勇気がいる。

僕はというと、家族と、当時付き合っていた彼女と、たった一人の親友を除いて、自分が発達障害を抱えていることは隠したまま生活している。

幸い僕の場合は自閉症スペクトラムもADHDもそこまで重い症状は出ていないので、隠したままでも仕事や学業に支障がないというのもあるが、それ以上に理解されないことが怖い。

だから、この記事をここまで読んでくれた人で、もしも上で挙げた6つのようなことで苦しんでいる人が周囲にいるという人は、発達障害に苦しんでいるかもしれないので、できるだけ理解をしてあげてほしい。

助けを求めていれば手を差し伸べてあげてほしいし、自分の力だけでがんばろうとしているならそれを尊重してあげてほしい。

それがきっとその人にとって一番ありがたいことだと思うから。

まとめ

 自閉症スペクトラムとADHDが原因となって生きづらさを生んでいる出来事についてまとめてみた。

共感する人、反発する人、いろいろいると思うが、発達障害を抱える人間はたぶん世間が思っているよりも多く存在しているということだけは知っておいてほしいと思う。

それさえ伝われば、きっとこの記事を書いた意味もある。

*1:本田秀夫『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』SB新書