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文系大学4年生からデータサイエンティストを目指して頑張りつつ、書きたいことを書きたいときに書きたいだけ書く、ルール無用雑記ブログ。

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通院生活6日目:発達障害者(ASD/ADHD)特有のライフハック

僕は自己啓発書が嫌いだし、自己啓発書を読んでいる人間はもっと嫌いだ。

自己啓発書を読んだぐらいで簡単に啓発される奴はクソだと思っている。

そんな僕が、「日本一意識の低い自己啓発本」を買ってみた。

発達障害就労日誌を運営する借金玉氏の、『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』だ。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

 

目次

 

発達障害を抱えて生きていくためのライフハック

この本は、ADHDと自閉症スペクトラムという、僕と全く同じ発達障害を抱える筆者が実践している考え方やライフハックをまとめた本になっている。

元々、この本の内容がツイッターで軽くバズっていたのを見かけて知ったのだが、その後Amazonで再び発見したので買ってみた。

この経緯からもわかる通り、なんとなーく見つけてなんとなーく買っただけなのだが、蓋を開けて見たら発達障害じゃない人にもおすすめできる良書だった。

「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」の3原則

この本では、発達障害者が円滑に仕事を進めるための3原則として、「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」を基本概念に挙げている。

これが非常に共感できるというか、僕自身自然と実行してしまっているところが多く、大変的を得た3原則だと思う。

この3原則がどういう意味かというと、「必要なものが一か所に集約されていて、一目で中身を見ることができて、かつすぐ手が届く」ことが発達障害者には重要であるということだ。

僕たち発達障害者は、本当に物を忘れる。

トリアタマもかくやというぐらい物を忘れるし、どこに仕舞ったかわからなくなるので物をなくす。

これは努力でどうこうなるものではなく、意識を変えようと思ったところで何も意味をなさない。

そのため、必要なものが一か所に集約されている必要があるのだ。

どんなに見た目が悪くとも、どんなに重くなろうとも、そこに必要なものがありさえすれば最悪の失敗は避けられる。

できれば、綺麗に整頓されていてどこに何があるか一目でわかればもっといい。

いくら忘れっぽくても、目に入りさえすればさすがに思い出せる。

そして、僕たち発達障害者は、「やる気を出す」ということが本当にできない。

僕の場合は発達障害よりもうつ病の方が深刻なのでそのせいもあるのだが、やらなきゃいけないとわかっていても、それを始めるのに凄まじい体力を使う。

そのため、必要なものはすぐ手が届く位置になければならないのだ。

そういった、発達障害者が普通に暮らすために必要な環境を簡潔にまとめた言葉が「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」なのである。

この本ではこの3原則の優先順位として「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」の順番にしているが、

僕の場合は「一手アクセス」「ぶっこみ」「一覧性」の順番で大事だと思う。

僕が実践している「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」

この本を読む前から、僕がストレスなく日常生活を送るためのライフハックとしてこの3原則を実践している例がいくつかある。

  1. 必要なものボックス
  2. Kindle
  3. 貴重品ホルダー

この3つだ。

1.必要なものボックス

これは、僕のベッドの横に置いてある、無印良品の折り畳みボックスのことだ。

 2ヶ月ほど前から置いてあるこの箱には、僕の生活に必要なものがなんでもかんでも詰め込まれている。

かなり汚いので写真は載せないけれども、ゲームのコントローラーとか、電卓とか、シェーバーとか、統計学の問題集とか、タブレットとか、毎日飲んでいる薬なんかがとにかく雑多に放り込まれているのだ。

これはかなり高度な「ぶっこみ」の実践だと思う。生活に必要なものはとりあえず全部この中に入っているのでなくすことはない。

それでいて、「一手アクセス」の実践例でもある。

この箱は、ベッドに寝転がったまま手を伸ばすだけで中身のアイテムを手に取ることができる。

必要なものを手に取るためにベッドから起き上がる必要があるかないかというのは発達障害者(とうつ病患者)にとっては雲泥の差で、例え一歩だけであろうとも立ち上がる必要がある行為は不可能と思ってもらった方がいい。

この箱を置くようになってからかなり日常生活のストレスが軽減された気がするので、やはりこの3原則は理にかなっているのだと思う。

2.Kindle(電子書籍)

1の必要なものボックスがそこそこ独創的なものだったのに2がKindleってなんやねんって感じだが、僕はKindle Fireタブレットを7インチと8インチの2枚持っていて、7インチを出先用、8インチを自宅用として使っている。

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB

 
Fire HD 8 タブレット (8インチHDディスプレイ) 16GB

Fire HD 8 タブレット (8インチHDディスプレイ) 16GB

 

 

この本を読んでみた今、Kindle、というか電子書籍ほどこの3原則を忠実に実行しているアイテムはないと思うのだ。

まず、「ぶっこみ」。当然ながら、Kindleで購入した電子書籍は全てタブレットに保存される。

あらゆる本が1枚のタブレットに集約されるので、これは立派な「ぶっこみ」だと思う。

次に、「一覧性」。Kindleで購入した電子書籍はリスト化されるのでどこにあるかすぐに見つけられるし、必要があれば「コレクション」として、保存した電子書籍をジャンルごとにフォルダ分けすることもできる。

最後に、「一手アクセス」。これに関しては、Kindleを手に取るだけでいい。

特に僕の場合、上記の「必要なものボックス」に8インチタブレットが常に入っているし、普段使いのカバンに7インチタブレットが常に入っている。

自宅でも出先でも、一手でKindleを手に取って必要な電子書籍を読めるという寸法だ。

もちろん、『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』もKindleで購入している。

というか、僕はKindleを買ってからはKindleでしか本を買わなくなったし、既に紙の書籍で持っていた本もKindleで買いなおしている。

今となっては、本が必要になるたびにわざわざ本棚まで歩いて必要な本を探して手に取るなんてめんどくさすぎてやってられない。

Kindleは生活を変えるアイテムなので、健常者の皆さんにもおすすめしたい。

3.貴重品ホルダー

僕は昔から家の鍵をとにかくなくす。あとSuicaも頻繁になくす。

いくら後悔を繰り返してもこのなくし癖が直らない自分に腹が立ち、ある日廊下の壁に画びょうを打ち込んでそこに鍵とパスケースをかけておくようにしたら、それ以来なくさなくなった。

家を出るときと帰ってきたときに嫌でも目に入るので、常にそこにかけておくように癖づけることでなくし癖を原因から断ったのだ。

『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』の本文中にも、「その後僕は頭に来て、自宅のドアに大量のハンカチを画鋲に串刺しにしました。毎朝、出勤時にイヤでも目に入るという寸法です。」という文があるが、動機としてはこれと完全に同じだと思う。

発達障害者は発達障害者なりに模索しながら生きている

この本の筆者はADHDがかなり強く出ているタイプらしく、僕はどちらかというとADHDよりも自閉症スペクトラムの方が強いタイプなので多少の違いはあるものの、

やはり同じ病気を抱えているだけあって自然と同じ道を辿るんだな、というのがこの本を読んだ上での一番の感想だった。

実はまだ全て読み切ったわけではなく、後半はかなり流し読みで済ませてしまっている部分も多いので、近いうちにちゃんと読み切りたいと思う。

発達障害者が普通に生きていくためのライフハック本ではあるが、発達障害を持たない人でも、この3原則は役に立つ場面があるんじゃないだろうか。

本の内容も非常にボリューミーで得られる知見も多いので、発達障害に興味がある人は買って損はしないと思う。

自己啓発書ではあるけども、僕のようなアンチ自己啓発書マンでも抵抗なく読める語り口になっているので読みやすいはずだ。

ぜひおすすめしたい。

最後に:今日の僕の通院の話

一応言っておくと、この記事は僕の通院生活の経過報告のための記事なので、申し訳程度に進捗報告をしておこうと思う。

まず結論から言うと、今回もやはり相変わらず大きな変化はなかった。

今まで通り発達障害の症状を抑える薬を継続して飲みつつ、うつ病から来る無気力が深刻なので抗うつ剤をさらに増やす形になった。

強いて一つ変化を挙げるならば、今回から聴覚過敏に対する薬が出されることとなった。

聴覚が鋭すぎるために騒音に対するストレスが大きく、耳から入ってくる情報が処理しきれなくて会話に困難をきたすというアレだ。

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今までは特にこれに対して治療しようという気はなかったのだが、物心ついたころから苦しめられている、「人の声が聞き取れない」という問題が解決できるのならば解決したいというように病院の先生に物申したところ、「薬を変えたら多少マシになるかもしれない」とのことだったので変えてもらった。

様子を見て変化が無ければ今まで通りの薬に戻すことになるとは思うのだが、この難聴が直ればかなり生活のストレスも減るだろうから期待している。

薬に頼りっきりなのは相変わらず抵抗があるが、少なくとも無駄にはならないことを信じて治療を続けていこうと思う。

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術