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文系大学4年生からデータサイエンティストを目指して頑張りつつ、書きたいことを書きたいときに書きたいだけ書く、ルール無用雑記ブログ。

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「目で見て覚える人」と「耳で聞いて覚える人」の2種類の人間がいる

人間には目で見て覚える人と耳で覚える人がいる」というのは、大学受験期にお世話になった塾講師の受け売りである。

この話を聞いたのは、僕が大学受験を終えた後、その先生と二人でご飯を食べに行ったときだった。

そのため、この知識は大学受験の勉強自体には1ミリも活かされていないのだが、僕はこの話を聞いた瞬間に「自分は目で見て覚えるタイプだ」と確信したし、その先生もそれに早くから気づいていて僕に合わせた指導をしてくれていたらしい。

これから受験を控えている人や資格を取ろうと考えている人以外には大して重要な知識でもないと思うのだが、今回の記事は、僕なりの「勉強方法論」である。

 

目次

 

医学的には「認知特性」というらしい

「目で見て覚える人」「耳で聞いて覚える人」というような覚え方の個人差は、医学的には「認知特性」と呼ばれるものらしい。

そして、「目で見て覚える人」のことを「視覚優位」、

耳で聞いて覚える人」のことを「聴覚優位」と言うんだそうだ。

さらに言うと、「読んで覚える人」の「言語優位」というものもあったり、

視覚優位、聴覚優位、言語優位の中にもそれぞれ個性がいくつかあったりして、さらに1人1つではなく複合していることもあるらしい。

しかし、素人の僕にはそこまでは手に負えないので、今回は僕が当てはまる「視覚優位」に限って話をする。

「視覚優位」の人は目で見たものをそのまま覚える

僕を始めとする視覚優位の人は、目で見たものをそのまま覚えることが得意だ。

視界に入った情報を、写真や映像のようにそのまま捉えて記憶する。

特別視力がいいわけではないというか、僕は普段メガネで生活しているので、視力の良さとは恐らく関係なく、脳の作りの問題だと思う。

「視覚優位」のメリットは教科書さえあれば勉強できること

この視覚優位が最も威力を発揮するのは、「勉強にコストがかからない」ことだと思う。

僕の大学受験の勉強方法としては、ノートを一切取らなかった。

ただひたすらに教科書を何周も何周も読み込むことで、教科書に書いてあることをページ丸ごと目に焼き付けることで記憶していたのだ。

例えば、僕が選択していた日本史Bで、特に試験に出やすく受験生にとって山場となる内容に、「鎌倉新仏教」というものがあった。

日本史選択でない人に向けて一応説明しておくと、鎌倉時代に雨後の筍のように立て続けに誕生した仏教の6つの宗派のことだ。

それぞれ開祖や名前が違うのはもちろん、重視するものも違うので、6つの宗派全てを区別して覚える必要があり、文系の人は苦労した経験がある人も多いんじゃないだろうか。

その鎌倉新仏教だが、視覚優位を持つ僕は、教科書に載っている表をそのまま写真のように記憶することで覚えた。

思考のイメージとしては、「教科書のこの辺のページの右上に載ってる表の上から3番目」といった具合だ。

教科書に載っている表をそのまま脳に取り込むだけなので手間がかからないし、画像として覚えているので思い出すときも引き出しやすい。

自分が視覚優位の人間だということは受験後まで知らなかったものの、この勉強方法が自分に合っていることに気づけたことが大学受験成功の一番の要因だったんじゃないかとさえ思う。

「視覚優位」のデメリットは授業や講義を受けるのが苦手なこと

そして視覚優位のデメリットはというと、授業や講義を受けるのが苦手なことだと思う。

学校の授業や講義というものは、大抵が「音」の情報で成り立っている。

しかし、僕のような視覚優位の人間は、音から情報を取り出すことが苦手なので、ほとんど頭に残らず素通りしていってしまう。

加えて、教科書を見たまま覚えるのが一番楽なので真面目にノートを取る気も起きず、ただただ苦痛な時間を過ごす羽目になるのだ。

この問題も、高校までは努力でどうとでもなるのだが、大学に入ってからは本当につらい思いをすることになる。

何せ、大学の講義というものはまともな教科書がないことも多く、講義の内容自体も最低限の情報が書かれたパワポを見せられて講師の話を聞くだけという形が多い。

そのため得意の覚え方が使えず、苦手な耳を使わざるを得なくなってしまうのだ。

日本の大学はこの辺をもう少し考えた方がいいと思う。

「認知特性」と発達障害の関係性

で、今回なんでこんな話をし始めたかというと、冒頭に書いたように、単純に思い出したからというのもあるのだが、発達障害とも密接な関係があるらしい。

認知特性自体は、発達障害と関係なく誰にでもあるものらしいのだが、発達障害のある人は特に極端な特徴が出ることがあるんだそうだ。

発達障害(特にADHD)を持つ人は、感覚過敏と言って、五感が人より過敏な人が多い。

かくいう僕も感覚過敏の持ち主で、特に聴覚過敏が強いらしい。

以下の記事でも書いているが、聴覚が鋭すぎるために、聞こえた音を正常に処理しきれず、難聴のように相手の言葉が聞き取れないことが多い。

www.messyer813.com

 

このような感覚過敏があることで、認知特性が影響を受けるというのである。

僕の場合なんかは本当にシンプルな話で、耳から入る情報は処理しきれないから代わりに目で見て覚える能力が身についたんだと思う。

反対に、視覚過敏の人が視覚優位の認知特性を持つ場合もあるみたいなので、実際はそう簡単な話ではないらしい。

 

余談だが、『クロガネ』という剣道漫画の主人公は、「目が見えすぎて疲れる」という理由で普段はすりガラスのメガネをかけており、竹刀をまともに握ることすらできないその非力さを補って余りある視力の良さを武器に強敵に立ち向かっていく。

あれもたぶん、ADHDから来る視覚過敏だと思う。余談もいいところだが。

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勉強を始める前には認知特性の把握が必須!

僕が受験生時代によく主張していたものの一つに、「勉強を始める前には勉強をするための勉強が必要」というものがある。

言い換えると、「自分に合った勉強方法を知らない限り効率的な勉強はできない」という意味なのだが、今にして思えばこれは認知特性のことを言っていたのだと思う。

最初に時間を使ってでも自分にあった勉強方法を見つけるべき

勉強をする習慣がついていない人は、自分の認知特性がわからない。

つまり、自分にとって一番効率的な勉強方法がわからない。

そんな状態では、いくら机に噛り付いたところで成果を出すことはできないし、もしもそれで成果を出せたとしても、最初から認知特性を把握した勉強をしていた方が効率よくできていたはずだ。

そのため、受験や資格試験を控えている人で、勉強の習慣がついていない人は、まず自分の認知特性を確かめることから始めるといいと思う。

視覚優位や言語優位が強い人は、自分で参考書を買って1人で勉強するのが早いだろうし、反対に聴覚優位が強い人は塾なり予備校なりに行って講義を受けた方が早い。

発達障害を持たない人にとっては、認知特性の影響は発達障害者ほどは強くないと思うのだが、自分に合った勉強法を見つけた方が絶対にゴールが近づくはずだ。

自分にあった勉強方法を見つけられるのは自分だけ

僕の場合は担当の塾講師がこの認知特性のことを知ってくれていたので結果的に効率的な勉強方法を見つけることができたが、

基本的に認知特性は自分にしか見つけられないと思った方がいい。

特に学校の教師なんかは「五感をフル活用しろ」なんて口癖のように言っているが、視覚優位の人間が耳で聞いて勉強したところで時間の無駄だ。

自分の認知特性を把握した後は、違う勉強方法を勧められても無視していい。

試験を受けるのは結局自分なのだから、自分の認知特性を信じよう。

自分の人生なのだから、人のやり方に振り回されて失敗するようなことがあってはいけないと、僕は思う。

まとめ

統計検定を受けることを決めたということで、今回は僕なりの「勉強方法論」を展開してみた。

発達障害の話題が少し入ってしまっているので「通院生活」カテゴリにしてはあるが、発達障害とは関係なく、試験を控えている人全てに通用する方法論だと思っている。

自分にあった勉強方法を見つけるのはそれなりに時間がかかる作業なので、「テスト直前で合格できるならわらにでも縋りたい!!」みたいな人には向いていないが、ある程度時間が取れる人であれば、最初は時間をかけてでも自分の認知特性を把握した方がいい。

認知特性を把握しておくことは、受験でも、資格試験でも、仕事でも、きっと役立つはずだから。