皆さんは、働くことは好きだろうか。
僕は好きだ。
働いてお金をもらうことも好きだし、働くことそのものも好きな、根っからの仕事人間だと思う。
恋人に「私と仕事どっちが大事なの!?」なんて言われたら仕事を取ってしまう。
まあそんなことを言われた経験はないし、たぶん実際言われたら恋人を取るか、そっと抱きしめて「そんな質問させてごめんな……」攻撃で乗り切ると思うが。
話を戻して、今回の話題はタイトル通り。
「今の仕事は好きだけど、職場環境が嫌になった」というとき、取れる選択肢は恐らく3つしかない。
- 転職する(自分の身を他の環境に移す)
- 職場環境を変える(自分の働きやすい環境にする)
- 諦める
その選択肢というのが、この3つだ。
今回はこの3つの選択肢それぞれについて、良い点と悪い点を一つ一つ考えてみたい。
今まさに「仕事は好きだけど職場が嫌になった」と悩んでいる人の元にこの記事が届いて、少しでも助けになればいいなと思う。
「今の仕事は好きだけど、職場が嫌になった」ってどんなとき?
そもそも、「仕事は好きだけど職場が嫌になった」という感情はどういうときに起こるものなのかを考えてみる。
理由はいろいろあるだろうが、多いのは以下の2つではないだろうか。
職場の人間関係が嫌になったという場合
一番多いのは、人間関係の問題だろう。
上司とのそりが合わない、同僚に嫌な奴がいる、職場恋愛に失敗して気まずい……などなど。
この場合は、仕事の内容自体とは何も関係のない問題なので、「仕事は好きだけど職場が嫌になった」という感情を抱くのもわかりやすい。
そして、この場合は、最初に挙げた3つの選択肢のうち、2の「職場環境を変える」を実行するのが非常に難しい。
大抵の場合、3の「諦める」を選んでひたすら苦痛に耐えながら仕事を続けることになるんじゃないだろうか。
自分の仕事が評価されないという場合
もう一つの原因としては、「自分の仕事に対する周囲の理解がない」という場合が挙げられる。
これは、小さな会社で専門的な職種に就いている人に多いと思う。
というか、これは僕だ。
僕は現在、小さなベンチャー企業でなんちゃってデータアナリストの仕事をしているが、チーム自体が全体的に「データを活用する」ということに対する理解がなく、
僕がいくらがんばってデータを分析してもそれが次に活かされないという状況が続いている。
ただ、この場合は3つの選択肢全てで解決できる可能性がある。
自分の仕事に理解のある職場を探すか、自ら周囲に働きかけて自分の評価を変えるか、評価されるのを諦めて自分の仕事に専念するかだ。
ちなみに僕は、1の「転職する」を選ぼうとしている最中である。
転職というか、正社員ではないので就活なのだが、良い職場から内定が出ればそこに行くし、ダメだったら2の「職場環境を変える」という方法で周囲にデータ分析の有用性を叩き込んでやろうと考えている。
「今の仕事は好きだけど職場が嫌になった」ときの選択肢3つ
というわけで本題として、「今の仕事は好きだけど職場が嫌になった」ときに取れる3つの選択肢それぞれについて考えてみる。
1.転職する(自分の身を他の環境に移す)
これが一番わかりやすい選択肢ではないだろうか。
職場の環境が嫌なら、違う職場で働けばいい。実にシンプルな話である。
ただし、わかりやすいからと言って簡単に選べる選択肢ではない。
転職には相応のリスクが伴うし、年代が上がるほど転職は難しくなってくる。
仕事を続けながら転職先を探して、空白期間を作らずに転職に成功すれば、リスクを背負うことなく嫌な職場から逃げられるかもしれないが、
それでも転職先の職場が本当に快適だという保証はない。
それに、好きだった仕事とは違う仕事をすることになるかもしれない。
シンプルだが、ハイリスク・ハイリターンな選択肢だと思う。
ただ、若いうちは第二新卒として未経験でも雇ってくれる求人があったりもするので、やるだけやってみる価値はあるかもしれない。
僕も、いざとなれば20代のうちに転職する心構えである。
2.職場環境を変える(自分の働きやすい環境にする)
実行するのが一番難しい選択肢がこれだ。
自分から職場を移すのではなく、今いる職場自体を変えてしまうというものである。
周囲が自分の仕事を評価してくれないなら、結果で見返してやればいい。
周囲に理解がないなら、自分から働きかけて「教育」してやればいい。
この方法は、会社の規模が小さければまだ実行しやすいが、規模が大きくなればなるほど難しくなる。
しかし転職と違って大きなリスクを背負う必要はないので、実行できさえすれば、ミドルリスク・ミドルリターンな選択肢と言える。
苦労こそするだろうが、自分の好きな仕事を続けたまま、職場環境を快適にできればそれほどいいことはない。
僕はつい最近就活を再開したので、選択肢としては1の「転職する」に近いが、もし失敗したら2の選択肢を取ってみようと思っている。
周囲にデータに対する理解がないなら、自分から働きかけて変えてやればいいのだ。
実際、少しずつだがチーム全体にデータを活用しようという意識が芽生えてきているような気がする。
3.諦める
一番簡単な選択肢がこれ。
同時に、一番つらい思いをするのもこれ。
あるいは、慣れてしまえば一番楽に仕事を続けられるのかもしれない。
仕事自体は好きなのだから、職場環境など気にせずに自分の好きな仕事に専念すればいい。
僕の場合は、ひたすらコツコツとデータに向き合って分析を続け、その対価として給料をもらっていればいい。
自分の仕事が評価されないのは虚しい気持ちにはなるが、好きなことを仕事にできているというだけでも幸せなことだ。
特に自分から何か動くことはせず、ひたすら現状維持。
最もローリスク・ローリターンな選択肢である。
1の「転職する」、2の「職場環境を変える」に挑戦して失敗した人が最後にたどり着く選択肢かもしれない。
可能なら、1か2の選択肢を成功させて楽しく仕事をしたいところだ。
まとめ
既に終身雇用が崩壊した現在の日本では、一つの職場で生涯働くということは普通ではなくなった。
だから、転職するという選択肢も、昔に比べれば遥かに取りやすくなったのではないかと思う。
僕は、まず1の「転職する」を試してみて、無理なら2の「職場環境を変える」に挑戦してみようと考えている。
もしも同じように考えている人がいたら、一度転職を意識してみてもいいのかもしれない。
そして、行動するならなるべく若い方がいい。
社会人として生きる時間は長いし、なるべく楽しく仕事ができるよう、ほんの少しだけでも努力してみてはいかがだろうか。

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