荷物持ちでも構わない

文系大学4年生からデータサイエンティストを目指して頑張りつつ、書きたいことを書きたいときに書きたいだけ書く、ルール無用雑記ブログ。

MENU

Googleアナリティクスの指標を理解するのに大切なスコープレベル3つ

最近、バイト先の仕事の引継ぎでGoogleアナリティクスの使い方を後輩に指導しているので、今回はGoogleアナリティクスの話でも。

Googleアナリティクスの指標は、大きく分けて3つのスコープレベルが存在する。

そのスコープレベルとは、ユーザー、セッション、ページビューの3つである。

スコープレベルとは何かというと、データを構成する階層構造のようなもので、Googleアナリティクスの指標・ディメンションには、それぞれスコープレベルが設定されており、これを正しく理解していないと、間違った分析をしてしまいかねない。

そのため、今回はGoogleアナリティクスの基礎として、この3つのスコープレベルについて解説する。

Googleアナリティクスの基本的な用語がわからないという人は、以下の記事で用語について解説しているので、こちらを先に読んでほしい。

www.messyer813.com

www.messyer813.com

Googleアナリティクスの3つのスコープレベル

上述の通り、Googleアナリティクスには、ユーザー、セッション、ページビューという3つのスコープレベルが存在しており、全ての指標・ディメンションにはこれらのスコープレベルが割り振られている。

代表的な指標を例に出しつつ、これらのスコープレベルについて解説していきたい。

Googleアナリティクスのスコープレベル①:ユーザーレベル

まず1つ目のスコープレベルは、ユーザーレベルのスコープ。

これは非常に単純な話で、ユーザー単位で集計されるデータがそのままユーザーレベルのスコープと思ってもらえば間違いない。

代表的なユーザーレベルの指標としては、ユーザー数、新規ユーザー数、など。

これについては単純すぎてもはや解説するまでもないが、一応付け加えておくと、

Googleアナリティクスのユーザー数の集計はブラウザ単位で行われており、厳密なユーザー数とは違うことに注意が必要。

つまり、同じユーザーが同じサイトにアクセスしたとしても、GoogleChromeでアクセスするのと、FireFoxでアクセスするのでは別ユーザーとしてカウントされる。

さらに言うと、ブラウザのクッキーを削除すると、Googleアナリティクスで付与されるユーザーIDも削除されるため、削除前と削除後では別のユーザーとして扱われる。

まあ、どちらも頻繁にあることではないと思うので、そこまで気にする必要はないだろう。

Googleアナリティクスのスコープレベル②:セッションレベル

Googleアナリティクスの3つのスコープレベルで最も厄介なのが、この2つ目のセッションレベル。

というか、ほぼこのセッションレベルの解説のためにこの記事を書いていると言ってもいい。

代表的なセッションレベルの指標としては、セッション数、平均セッション時間、直帰率、コンバージョン率、など。

特に厄介なのが直帰率とコンバージョン率で、直帰率については、直帰したセッションについてはセッション時間が0として扱われることは既に一度このブログでも解説している。

www.messyer813.com

 

そしてもう一つの厄介な指標が、コンバージョン率。

コンバージョン率の計算式は、以下の通りになっている。

(コンバージョン率)=(コンバージョンしたセッション数)/(全てのセッション数)

ごくシンプルな計算式だが、一つ大きな落とし穴がある。

分子が「コンバージョンしたセッション数」となっていることに注目してほしい。

これはつまり、コンバージョンしたセッションであれば、同一セッション内でコンバージョンが何回起ころうと関係ないということである。

コンバージョンを1回達成したセッションも、コンバージョンを10回達成したセッションも、等しくコンバージョンしたセッションになるのだ。

コンバージョンに何を設定するかはそのサイトの構造によって異なるので一概には言えないが、場合によってはコンバージョン率の数値が実態とかけ離れてしまうこともあるので要注意。

そもそも「セッション」という概念がGoogleアナリティクス初心者にとってはわかりづらいのに、セッションレベルの指標はそれに輪をかけてわかりづらい仕様になっているので、Googleアナリティクスでセッションレベルの指標を見るときはその背後でどういう計算が行われているかをよく理解して気を付けて見るようにしよう。

Googleアナリティクスのスコープレベル②:ページビューレベル

 最後に3つ目が、ページビューレベル。

これもユーザーレベルと同様、ほとんどそのまんまなので解説することもあまりないが、

代表的な指標としては、ページビュー、ページ滞在時間、離脱率、ページの価値、など。

わかりにくいのはページの価値ぐらいだと思うので説明しておくと、ページの価値とは、「そのページが1回閲覧されたときに発生する収益の目安」である。

ページの価値が10円だとしたら、そのページが1回見られるごとに10円の収益が発生すると考えればよい。

ただ、ページの価値を測定するにはコンバージョンの設定をしていなければならないし、コンバージョンの設定をしていても、そのコンバージョンの収益金額を設定していないとページの価値は測定されないので注意が必要。

そして、ページの価値は、コンバージョンが発生したページにのみ発生するのではなく、コンバージョンが発生したページの前に閲覧されていたページにも、コンバージョンをアシストしたという意味で、重みづけ平均化されたページの価値が付与される。

そのため、直接コンバージョンに繋がっていないページも、ページの価値がつくことがある。

まあ、あくまで目安なので、実際の収益金額は、そのサイトごとのコンバージョンの結果を見るようにしよう。

まとめ

Googleアナリティクスの指標を理解するのに大切な3つのスコープレベルである、ユーザー、セッション、ページビューについて解説した。

というか、ほぼセッションレベルの指標の解説がしたくて書いたのだが。

Googleアナリティクスはクリックだけでいろいろなデータが見られて便利な反面、ここで挙げたようにちょっとわかりづらい指標も多いので、しっかり指標ごとの仕組みを理解して、正しくアクセス解析が行えるようにしよう。