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文系大学4年生からデータサイエンティストを目指して頑張りつつ、書きたいことを書きたいときに書きたいだけ書く、ルール無用雑記ブログ。

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東京都で精神障害者保健福祉手帳を取得する方法と受けられるメリット

昨日、区の保健所に行って、精神障害者保健福祉手帳の申請をしてきた。

千葉で申請してもよかったのだが、申請してすぐに引っ越しの手続きをすると面倒なので、最初から都内で申請することにしていたのだ。

手帳の取得には審査があるので、必ず取得できるという保証はないが、かかりつけ医の先生によれば、「診断書を書けばまず間違いなく審査は通る」とのことだったので、審査が完了して手帳が手に入るまで大人しく待っていようと思っている。

というわけで、今回は、東京都内23区で精神障害者保健福祉手帳を取得する方法と、障害者手帳を持っていることで受けられるメリットについて解説してみる。

精神障害者保健福祉手帳の申請のためにはかかりつけ医の診断書が必要

まず、これは都内に限らず全国どこでもそうだと思うのだが、精神障害者保健福祉手帳の申請のためにはかかりつけ医が書いた診断書が必要になる。

診断書は有料で、書いてもらうための料金は病院が自由に決められるらしい。

僕が通っている病院は7~8,000円取られたが、調べたところどうやらこれは相場よりかなり高い様子だった。

連日大混雑している人気の病院なので、取れるところで取っていこうという方針なのか、料金を高く設定することで障害者手帳が不要な人がむやみに手帳を取得するのを防ごうとしているのか、その真意は定かではないが、とにかく有料なのは間違いない。

そして、診断書を書いてもらえば何でもいいのかというとそうではなく、「初診日から6ヶ月以上経過している」ことが必須要件となっている。

まあ、精神科医が精神障害者保健福祉手帳の取得条件を知らないはずはないので、初診日から6ヶ月経っていないのに障害者手帳の申請用の診断書を書かれてお金を取られることはまずないと思う、というかもしそれでお金を取られたとしたら、故意にせよ過失にせよ、その病院にはもう行かない方がいい。

診断書には種類があるので必ず「障害者手帳の申請」用の診断書をもらうこと!!

精神科医で書いてもらえる診断書には複数の種類があり、僕が知っているだけで少なくとも2種類の診断書がある。

一つは、精神障害者保健福祉手帳の申請のための診断書。

もう一つは、自立支援医療制度の申請のための診断書。

ちなみに自立支援医療制度とは何かというと、医療費の一部を公費で賄ってもらうことができる制度のことで、指定した精神科病院と薬局での医療費の自己負担額が1割になる。

この2つの診断書は包含関係にあり、

精神障害者保健福祉手帳の申請用の診断書があれば、精神障害者保健福祉手帳と自立支援医療制度の両方を同時に申請できるが、

自立支援医療制度の申請用の診断書で精神障害者保健福祉手帳の申請を行うことはできない

ただ、自立支援医療制度の方は、障害者手帳の申請の場合とは異なり、「初診日から6ヶ月以上経過している」という条件を満たしていなくても申請ができるので、重篤な精神病で病院に通っている人は、なるべく早く診断書をもらって申請した方が得。

もし初診日から6ヶ月以上経過していて、かつ自立支援医療制度の申請をしていない場合は、

障害者手帳の申請用の診断書さえあれば障害者手帳と自立支援医療制度を同時に申請できる=診断書を書いてもらう際の料金を節約できるので、障害者手帳の申請用の診断書のみ書いてもらった方が金銭的にも申請の手間的にもお得になるので覚えておこう。

精神障害者保健福祉手帳の取得のための申請方法

診断書を書いてもらったら、あとは必要なものを持って住んでいる市区町村の保健所に行くだけ。

診断書の他に必要なものは、身分証明書(免許証など)、保険証、顔写真(4cm×3cm)、マイナンバーのわかるもの。

これらを持って、近くの保健所に行けば、職員が申請方法を教えてくれるのでそれに従って申請書を書けばいい。

保健所の職員は、その仕事柄か優しい人が多いので、精神病患者であっても丁寧に対応してくれるので安心して行こう。

申請するための保健所は、大体役所の近くにあるか、小さい自治体だと役所の中に併設されているかもしれない。

都内23区だと、役所の近くにある保健所の他に、保健相談所という支所のようなものがいくつかあるので、そこでも申請することはできる。

申請自体は書類を1~2枚書くだけですぐに済むのだが、申請後の審査にかかる時間が長く、僕の場合は2~3ヶ月かかると言われた。

昨日申請したので、最長で2月末頃までかかるというわけだ。

自立支援医療制度の申請をしたときは、同様に審査はあったものの、申請書の控えを病院に提出すれば、審査が完了していなくても自己負担額を1割にしてもらうことができたが、障害者手帳の場合はそういった仕組みはないので待つしかない。

まあ、審査に落ちることはほぼないらしいので、気長に待とう。

都内23区で精神障害者保健福祉手帳を持っていると受けられるメリット

で、肝心の、精神障害者保健福祉手帳を持っていることで受けられるメリットだが、大きく分けて、自治体が実施しているものと、民間企業が実施しているものがある。

また、障害者手帳によって受けられるメリットの良い点として、「受けたいメリットだけ選択して受けることができる」というのがある。

障害者手帳を持っていると無条件にすべてのメリットが適用されるわけではなく、障害者手帳を持っている人が自分から申請したものだけ受けることができる。

後述するが、「障害者手帳を持っていることを職場に知られたくない」など、障害を隠したいときに有利に働くので良い制度だと思う。

まずは自治体、つまり東京都が実施している施策から説明していく。

東京都(23区)で精神障害者手帳によって受けられるメリット

東京都及び23区が実施している精神障害者保健福祉手帳を持っている人向けの施策としては、

所得税・住民税の控除、都営地下鉄・都営バスの運賃の無料化、都立施設の入場料の無料化、などがある。

 

所得税・住民税の控除は、税務署や自治体に申請することで受けることができる。

ただし、会社員で税金の控除を受けていると、年末調整のときに源泉徴収票にその旨が記載されるので、障害者手帳を持っていることを隠して働いている人は、このメリットを受けることができない。

ただ、千葉市の保健所の職員によると、「会社員でも確定申告すれば職場にバレずに税金の控除を受けられるかもしれないが、自分にはわからないので税務署で聞いてほしい」とのことだった。

税金の控除は、年間でほんの数万円浮くかどうかという小さな額の控除で、毎年数万円浮かすために職場に障害者手帳を持っていることがバレるリスクを冒したくはないので、僕は受けないつもりでいるが、控除を受けたいという人は税務署へ。

 

続いて、都営地下鉄・都営バスの運賃の無料化。

これは、都営線の定期券売り場に障害者手帳を持っていくことで、専用の紙の切符あるいはPASMOを発行してもらうことができる。

発行してもらった切符・PASMOが有効である間は都営線・都営バスに無料で乗り放題になるので、これが一番いいメリットなんじゃないだろうか。

PASMOであれば他の人と同じように改札にかざして通るだけでいいので、周囲にバレるリスクも少ない。

通勤に都営線を使っている人は、会社から定期代をもらいつつ手帳を使って無料で通勤するということもできるかもしれない。僕はやらないけど。

 

最後に都立施設の入場料の無料化は、僕の好きなところだと、神代植物公園とか、旧古河庭園とか、葛西臨海公園などに無料で入場することができる。

美術館や博物館なんかも無料になるので、好きな人にはかなり使える制度のはず。

個人的には新宿御苑も対象になっていると嬉しかったのだが、まあ入場料なんて大した額でもないし贅沢は言わないことにする。

民間企業が実施している精神障害者手帳によって受けられるメリット

民間企業が実施している、精神障害者保健福祉手帳を持っていることで受けられるメリットとしては、

3大キャリアの携帯料金割引、NHKの受信料免除、障害者枠での雇用、などがある。

3大キャリアの携帯料金割引は、僕はauなのでauしか調べていないが、2年縛りを適用したときに受けられる割引と同条件の割引が受けられる。

言い換えると、2年縛りで契約しなくても2年縛りと同じ料金で使えるようになる。

うっとうしい2年縛りから解放されるのでそこそこいい制度。

 

NHKの受信料免除は、以下の条件で受けることができる。

(1) 全額免除
手帳をお持ちの方がいる世帯で、かつ世帯全員が区市町村民税非課税の場合。
(2)半額免除
1級の手帳をお持ちの方が、世帯主でかつ受信契約者の場合。*1

1級というのは、外出するのも難しいほどの重篤な患者に与えられる資格なので、多くの人は障害者障害者手帳を持っていてもNHKの受信料免除を受けることはできない。

携帯キャリアに比べてずいぶんケチな、NHKらしい施策である。

 

最後に、障害者枠での雇用について。

名前は忘れたが、今は民間企業に対して障害者の雇用を義務付ける法律があり、従業員数の一定割合で障害者を雇用しないと罰金が取られる仕組みになっている。

そのため、企業が従業員を増やすとき、障害者を対象に募集をかけていることがあるのだが、これの応募条件が、障害者手帳を持っていることなので、手帳を持っていることで障害者枠での雇用に応募することができるようになる。

自分が持っている障害について企業に知られた上で雇われることになるので、一定の配慮は受けられるだろうし、与えられる仕事も障害に合わせたものになるはず。

僕は職場に自分の障害を知られたくはないので、使う予定は一切なし。

精神障害者保健福祉手帳は身体障害者手帳と比べて受けられるメリットは少なめ

精神障害者保健福祉手帳を持っていることで受けられるメリットのうち、多くの人に関係ありそうなものをピックアップして解説したが、他にもいろいろなメリットがあるので、手帳の取得を考えている人は各自で調べてみてほしい。

精神障害者保健福祉手帳には、重篤な方から、1級~3級まであり、階級によって受けられるメリットに差がついていたりするのだが、全体を通して、身体障害者手帳と比べて、精神障害者保健福祉手帳のメリットは少なめである。

例えば、精神障害者保健福祉手帳は都営線しか乗れないが、身体障害者手帳はJRでも割引を受けることができる。

まあ、同じ障害者で括っても精神障害者よりも身体障害者の方が生活で受ける支障が多いのは間違いないし、身体障害者だけずるい、なんて言う気はさらさらないのだが、障害者手帳によって受けられるメリットを調べているうちにそんな感想を抱いたので、申し訳程度に書き添えておく。

まとめ

東京23区で精神障害者保健福祉手帳を取得する方法と、手帳を持っていることで受けられるメリットについて解説した。

僕は基本的に自分の障害については隠して生きていくスタンスなので、利用するのは都営線と携帯キャリアの割引ぐらいかなあと考えている。

少なくとも、税金の控除と、障害者枠での雇用は絶対に使わないと思う。

まあ、上述の通り、自分が受けたいメリットを選択して受けられるのが障害者手帳のいいところなので、これから手帳を取得しようと考えている人は、自分の好きなようにメリットを使っていってほしいと思う。

ずいぶん長くなってしまったが、今回はこの辺で。